大アルカナ女教皇が語りかけるジェンダーと宗教【122鮎河リリサ先生】

本日お届けするのは、鮎河リリサ先生からのお便りです。
美しい色合いやデザイン、タロットカードに「キレイだな」と魅力を感じているという方は多いのではないでしょうか?今回リリサ先生から、タロットカードにまつわる「じっくりと読んでみたい」お話が到着です♪

NO.122 鮎河 リリサ先生(あゆかわりりさ)

あなたの人生に起きたことを運命学からとことん解明するもよし。あなたの秘めた願いの成就の道をご一緒に探すもよしです。占いとは善も悪も裁かずに心に寄り添うもの。お気軽にご相談下さい。

鮎河リリサ先生からのお便り紹介

【大アルカナ女教皇が語りかけるジェンダーと宗教】

タロットカードの図柄は歴史上の忘れ去られた歴史を我々に伝え、かつ、どの時代の先入観やジェンダーにも囚われない観点からのアドバイスを伝えてくれます。

大アルカナ2の女教皇、このカードに描かれた彼女の名は教皇ヨハネスアングリクス、通称ヨハンナ。

女性であることをひた隠し、修道士として教会に入り、その偉業により、教皇と専任されます。
数々の困難から人々を救った教皇として人々の信頼を得た絶頂の時に、教皇パレードという、多くの民衆の目前で、密かに愛し合っていた将軍との間の子供を流産し絶命。
それにより初めて民衆は教皇が女性であることを知った。

あまりに数奇な運命をひたむきに生き、衝撃の死を迎えた女教皇です。

現在、彼女の存在を教皇庁は歴史から消しその名を一切語らず、歴代の教皇の胸像も彼女の分を破壊しました。そのため女教皇とは虚構の伝説と位置づけられています。

一方、教皇ヨハネスは、数々の逸話が語り継がれており、

  • 当時、アレルギー皮膚炎と癩病は一緒にされ、アレルギー皮膚炎の女性も癩病患者と一緒に石打にされるところをヨハネスが救う。この時に女性から白黴チーズの製法を授かる。
  • ヨハネスの先代の教皇は糖尿であったが、正しい処置をされずに祈祷と瀉血という危険きわまりない治療が行われていた。ヨハネスは食事制限により教皇を救う。
  • 疫病が流行った折、教会での儀式の聖杯でのワインの回し飲みを止めさせ、聖パンにワインを浸して信徒に施す“浸しの聖儀”をすることにより、疫病の拡散を防ぐ。
  • 大洪水が起きた際は、真っ先に法衣を脱ぎ捨て修道着で被災地にて人々を救う。
  • サセラン人の襲撃を、地形と天候を駆使した戦略により駆逐。

等、存在を認められていないながらも、様々な偉業を残した教皇と一部で語り継がれ、彼女が教会での疫病防止のため始めた、浸しの聖儀は現在でも行われています。

タロットの教皇のカードはパリウム法衣と法王冠を纏い、ペテロの鍵と薔薇と百合のローブの信徒が描かれ地上の教会の教皇の象徴が厳密にすべて揃っています。

一方、女教皇は信徒も描かれず、法王の正装もしていません。
だが、彼女は神の住まう神殿のボアズとヤキンの柱の前に座し、神の律法の書を持っています。これは神聖な世界、宇宙のすべての入り口を守る者であるということを表しています。
人間世界で誰もが知る教皇は地上の宗教の権威であり、人々の歴史から消された女教皇は神、人、宇宙の神秘の真実への入り口を守護する者とされているのです。

今の時代になり、やっと人々はジェンダーロール:個々人で有る前に、男は男らしく、女は女らしくしなければならない、という思い込みの強制に疑問を訴え、反発し、調和のための模索と努力をする動きが出てきました。

タロットは遥か悠久の昔から、人類にジェンダーや枠組みに囚われることのないメッセージを私達に送り続けてくれているのです。

鮎河リリサ先生のINFORMATION

使用占術:タロット占い(インスピレーション)、宿曜占星術、四柱推命、奇門遁甲ほか
得意な相談内容:恋愛、人間関係、開運法

☆鮎河 リリサ先生 はこんなところがオススメ!
知識と経験に裏付けされた鮎河先生の鑑定は、なによりお客さまの気持ちが最優先。
いま一番知りたいこと、いま必要なことを感じ取るセンスの鋭さに定評があります。相手の気持ちや長期的な運勢、方角ほか、ひとつの質問に幅広いアドバイスがもらえるところも人気です。